内容紹介（「BOOK」データベースより）

いいなぁ。シューベルトは、いいなぁと言っているうちに、純度の高いシューベルトの音楽を作曲家・池辺晋一郎ならではの切り口で、その音符のしくみから解明します。さて、シューベルト好みの「ナポリ６」とは？。

目次（「BOOK」データベースより）

即興曲なのに…-アムプロムプチュ作品９０／ひと色の手法ー「魔王」に「野ばら」をちょこっと乗せて／アマチュア的純度ー交響曲第５番／「動かぬ旋律」の魅力ー「死と乙女」／シューベルトが愛した和音ーアルペッジョーネ・ソナタ／非凡さを隠した旋律ー劇音楽「ロザムンデ」／主題の確信的構造ー交響曲第８番「グレート」／大先達ベートーヴェンを意識してー「ザ・グレート」のつづき／毅然たる「さすらい人」-「幻想曲」作品１５／勇壮＝軍隊だった時代ー３つの軍隊行進曲／春では出せない冬の味ー冬の旅その１／冬は、長いー冬の旅その２／冬来たれども春やはり遠しー冬の旅その３／冬は浮遊するー冬の旅その４／「メロディの育成」の面白さーイタリアふう序曲／のびのび感に満ちた曲ーピアノ三重奏曲Ｄ．８９８／平明な平常心ードイツ・ミサ曲／明るさに徹してーピアノ五重奏曲「ます」／作曲技法の充実ー交響曲第７番「未完成」その１／お互いに兄弟の２つの楽章ー未完成交響曲その２／逸音の秘密ーピアノ・ソナタ第１３番イ長調／偉大な大樹の影？-オクテット（八重奏曲）／歌曲集に賭けた意欲ー「美しき水車小屋の娘」／未完もまた、いいーオペラ「人質」

著者情報（「BOOK」データベースより）

池辺晋一郎（イケベシンイチロウ）
１９４３年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。６７年東京芸術大学卒業。７１年同大学院修了。在学中、安宅賞、６６年日本音楽コンクール第１位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第１位、６７年中西音楽賞第３位、６８年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクＴＶオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞３度、国際エミー賞、芸術祭秀賞４度、尾高賞２度、毎日映画コンクール音楽賞３度、日本アカデミー賞優秀音楽賞８度（うち２度最優秀賞）、放送文化賞、紫緩褒章などを受賞。現在、東京音楽大学教授などを務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）