緑の模様画 (福音館創作童話シリーズ)
高楼方子
- | レビューを書く
1,980円(税込)送料無料
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(10件)
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
- 【書籍スタンプカード】スタンプ獲得で最大1,000ポイント当たる!
- 本・雑誌全品対象!条件達成でポイント最大12倍(2024/10/1-10/31)
- 対象者限定!本全品対象!ポイント5倍 書籍キャンペーン
- 【楽天モバイルご契約者様】条件達成で100万ポイント山分け!
- 【楽天ラクマ】条件達成で楽天ブックスのお買い物がポイント最大11倍
- 【楽天Kobo】初めての方!条件達成で楽天ブックス購入分がポイント20倍
- 楽天ブックス活用術クイズキャンペーン!抽選で3000ポイント当たる!
- エントリー&お気に入り新着通知登録で300円OFFクーポン当たる!
- 【楽天市場】対象のULIKE製品ご購入で5,000ポイント
- 【楽天市場】対象のレゴ商品ご購入で最大700ポイント
商品情報
- 発売日: 2007年06月29日頃
- 著者/編集: 高楼方子(著)
- レーベル: 福音館創作童話シリーズ
- 出版社: 株式会社 福音館書店
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 380p
- ISBN: 9784834022896
商品説明
内容紹介
海の見える坂の街で、多感な3人の女の子が過ごす、きらきらとした濃密な時間。幾度も目の前に現れる茶色い瞳の青年はだれ? じっとまなざしを注いでくる老人の正体は? かつて青年が身を投げた「塔の家」に映る謎の影や、時を超えて響きあう『小公女』への思いが物語を彩ります。命にあふれて弾けるようで、純粋できれいなものに一途に惹かれ、そしてちょっと危うい……そんな年頃を生き生きと描ききった力作長編童話。小学校高学年から。【出版社より】
『時計坂の家』『十一月の扉』など、長編児童文学の傑作を生んできた高楼方子氏の力作です。しっかりと練られた構想をベースに、豊かに展開する物語の世界……密度の濃い物語。しなやかで、きめ細かいストーリーの中に多感な年ごろの女の子の心模様を描き出すのは、まさに高楼さんの十八番といっていいと思いますが、本作の中には大人の男の純な思いも大切な要素として登場し、これは新境地だ、と思わず膝を打ちました。子どもも大人も、それぞれの視点で入り込んでしまう一冊です。
内容紹介(情報提供:絵本ナビ)
ブログで高楼方子さんの作品を紹介していた頃、読者の方からこの作品もいいですよと勧められて読みたいと思っていた本です。 読んだ後、子どもたちが生きていることの肯定感に充たされてとても良かったと思えたのですが、これを文章化するは難しいなとも思いました。 最初の頃には明かされませんが、どうも小学6年生の後半で不登校になったらしいまゆ子。まゆ子は、母の勧めで女子寮の舎監を務める根津さんに会いに行きます。 寄宿舎で思い浮かべる児童文学といえば「小公女」。その「小公女」が作品のモチーフとしてあります。 根津さんの娘・汀子(通称テト)とまゆ子がアーメンガードに似ていると思ったアミとまゆ子の三人は初めて出会った時から意気投合します。 女の子たちが仲良くなっていく様子はとても生き生きとした描写で、かつ自分の少女時代を思い出してとても懐かしく思いました。 寮生の間に伝わる伝説や、塔の家、三人がたまに出会う不思議な青年など、謎を秘めた内容が次第に明かされていきます。 それに伴う少女たちの気持ちも丁寧に描かれていきます。三人の成長を見守る森さんの存在がとてもいい感じで描かれていると思います。 テトが森さんに自分の母を「人といるときはけっこうちゃんとしてるの。親切だし、明るいし、それにたしかに、いろんなことができるかもしれないの。でもときどき、ほんとに、ぼうっとしてため息つくの。あれ見ると、こっちのほうがため息つきたくなっちゃうんだよね」と。 女の子は、母親を母としてだけでなく一人の女性として客観的に見ることがあるということ自分の経験からもわかります。 その問いに森さんは 「ちょうどあんたたちが少しずつ大人になっていくのと反対に、中年のおばさんかは、少しずつおばあさんになっていくでしょ、どんなに若く見えたったね。あんたたちくらいの歳の子が、人によって神経過敏になるのと同じで、おばさんたちも、気持ちがふらふらする人はするんじゃないのかねえ。体の影響はばかにならないもんだから」と答えています。 自分の思春期の頃に、この本があったら、母の不安定な時期も少しは理解できたのかもしらないと思いました。 児童書なのですが、この児童書が読める頃のお子さんとお母さんと一緒に読んでいただけたらいいなと思います。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子7歳) 【情報提供・絵本ナビ】 |
内容紹介(出版社より)
海の見える坂の街で、多感な三人の女の子が過ごすきらきらとして濃密な時間。幾度も目の前に現れる茶色い瞳の青年はだれ?じっとまなざしを注いでくる老人の正体は?かつて青年が身を投げた「塔の家」に映る謎の影や、時を超えて響きあう『小公女』への思いが物語を彩ります。命にあふれて弾けるようで、純粋なものやきれいなものに一途に惹かれ、そうしてちょっと危うい……そんな年頃を生き生きと描ききった力作長編童話です。
内容紹介(「BOOK」データベースより)
三つ葉のクローバーのように心を結び合う。まゆみ・アミ・テト。三人の前に繰り返し現れる茶色い瞳の青年はだれ?白髪の老人がじっとそそいでくるまなざしの意味は?かつて若者が身を投げた塔の窓に映る謎の影、寮母が語る遠い日の心ときめく思い出。女の子たちが出会ういくつもの物語の網目には、ちいさな危機もひそんでいた…。小学校上級以上。
著者情報(「BOOK」データベースより)
高楼方子(タカドノホウコ)
1955年函館市生まれ。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。1996年『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、1997年『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、2001年『十一月の扉』2006年『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で産経児童出版文化賞、2006年『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館出版文化賞を受賞。現在、札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(32件)
- 総合評価
- 4.24
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2010年12月25日
子供のクリスマスプレゼントに購入♪書店では見つけられなかったのでネットで買いました。
0人が参考になったと回答
-
大人が読んでもすごく面白いです。
- 購入者さん
- 投稿日:2008年06月05日
2007年に発刊されているので、今までの作品よりも構成力が高いのが特徴でかつ、これまでの作品に登場するモチーフがより効果的になっています。高楼さんの本は、ファンタジーでありながら、読み終わるころには苦いけれどもいまここに生きている現実に戻してくれる、入り込んで帰ってこられないということはないという特徴があります。主人公は思春期の少女が主ですが、登場人物には成人や老人さんが数多く登場し、彼らの物語が丁寧に書き綴られているのも魅力のひとつだと思います。特に「緑の模様画」では「老成自覚(自分が老人になったという気づき)」が詳細に語られている箇所があり、ずっしりと心に残りました。
0人が参考になったと回答
-
- 購入者さん
- 投稿日:2007年08月06日
『時計坂の家』でファンになった高楼方子。(『時計坂』は
図書館で借りた後、手元に置きたくて購入した本です)
高楼方子の作品は幼年向けが多いのですが、10代の少女を書かせたら秀逸だと思います。女学校の寮生活に憧れてしまいました。贅沢を言うと、千葉史子さんの挿絵にして欲しかったな。0人が参考になったと回答
楽天ブックスランキング情報
-
週間ランキング
ランキング情報がありません。
-
日別ランキング
ランキング情報がありません。