内容紹介（「BOOK」データベースより）

一九五五年体制の確立に始まり、東京オリンピックと池田勇人首相の退陣で幕を閉じた昭和三十年代。日本はその十年で世界中が驚く成長と飛躍を遂げた。この時代を動かしたエネルギーの源は、豊かさへの強い欲求と、共通目標に向かう人々の連帯意識の高まりであった。「成長と飛躍」を生み出した数々の実験と挑戦を人物のドラマを通して探る戦後史ノンフィクション。

目次（「BOOK」データベースより）

第１章　昭和三十四年春の四つの出来事／第２章　池田勇人の選択ー「所得倍増」という実験／第３章　プリンス明仁の恋ー「心の師」小泉信三／第４章　東京オリンピックへの道ー一万日の闘い／第５章　新幹線の誕生ー十河信二の先見／第６章　本田宗一郎の挑戦／第７章　大原總一郎の決断／第８章　池田政治の遺産ー六〇年安保から高度成長へ／第９章　「奇跡」と呼ばれた時代ー輝きと暗影

著者情報（「BOOK」データベースより）

塩田潮（シオタウシオ）
１９４６年高知県吾川郡いの町生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霞が関が震えた日』（講談社文庫）で第５回講談社ノンフィクション賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）