むかしのはなし　（幻冬舎文庫）
三浦　しをん

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商品情報

発売日： 2008年02月04日頃
著者／編集：三浦　しをん
シリーズ：むかしのはなし
レーベル：幻冬舎文庫
出版社：幻冬舎
発行形態：文庫
ページ数： 288p
ISBN： 9784344410954

商品説明

内容紹介（出版社より）

三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まったとき、人はヤケになって暴行や殺人に走るだろうか。それともモモちゃんのように「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と諦観できるだろうか。今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集!!

内容紹介（「BOOK」データベースより）

目次（「BOOK」データベースより）

ラブレス／ロケットの思い出／ディスタンス／入江は緑／たどりつくまで／花／懐かしき川べりの町の物語せよ

商品レビュー（262件）

総合評価: 3.38

ブックスのレビュー（9件）

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購入者さん

評価 4.00

投稿日：2008年02月26日

桃太郎他、日本の昔話を今風に解釈、というか舞台が現代（未来？）だったらこうなっていた、みたいな話。そういう見方をすると、なんか地味だな～ということで終わってしまうけど、それぞれの短編を、普通に一遍の話としてみればなかなか楽しい。たぶんブックカバーに書かれている解説を読んでなければ、途中で飽きてたかも。
巻末の解説を読めば、作者がこのテーマをかなり難解に解釈しているようだ…と思えるのだが、この解説自体がそれ以上に難解なのも事実。

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未来への昔語り

カスガｋｚｍ

評価 5.00

投稿日：2008年03月30日

昔話からインスパイアされた短編連作集という形を取っていますが
全ての作品を通読するともうひとつの物語が透けて見えるというとても凝った二重構造の作品です。
今まで読んだこの作者の話では一番好きな作品かもしれません。
現在から、未来と過去へむけての昔語りはどこか切なく哀しい色を帯びて胸を疼かせます。

1人が参考になったと回答
むかしのはなし

カティ・フラム

評価 4.00

投稿日：2013年06月01日

終末を前にした人々を「桃太郎」「かぐや姫」等をモチーフとした
連作短編集です。
どうせ死ぬなら、なにをしてもかまわない。死ぬとわかってから、そんなことを
言いだすのはおかしくないか？
死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか。
モモちゃんの珠玉の一節です。

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