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内容紹介(「BOOK」データベースより)
鴎外の文章に沈着・冷静・簡潔と香気を感じ「すぐれた散文とはこういうものか」と感動した著者が後年綴った散文には、まさに香気がただよっている。日本人のよってきたる源、遙か古代に想いをはせた表題作をはじめ、敬愛する山之口貘、吉野弘、山本安英、木下順二等について綴った選りすぐりのエッセイ集。
目次(「BOOK」データベースより)
一本の茎の上に/内海/涼しさや/もう一つの勧進帳/歌物語/女へのまなざし/平熱の詩/祝婚歌/尹東柱について/晩学の泥棒〔ほか〕
著者情報(「BOOK」データベースより)
茨木のり子(イバラギノリコ)
1926-2006年。大阪に生まれる。詩人。1953年、詩学研究会に投稿していた川崎洋と詩誌「櫂」を創刊。1976年より韓国語を学び始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(6件)
- 総合評価
4.33
-
短編散文の名手
- garuhi21
- 投稿日:2011年04月04日
短編小説の名手としては日本では星新一・太宰治・井伏鱒二・梶井基次郎等多数をあげることができるだろう。それでは散文はとなると、結構難しい。私の乏しい読書遍歴からいうと串田孫一・原民喜くらいが頭をかすめていく程度だったが、この茨木のり子の『一本の茎の上に』は断然いい。気品と作者が持っていた独特の人生への矜恃が漂っていて何とも素晴らし読後感である。知的で洗練された文章に山椒の調味料のようにウィットが効いている。今まで読まなかったのに、人生の損失を感じた。
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