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インパラの朝　ユーラシア・アフリカ大陸684日
中村安希

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商品情報

発売日： 2009年11月
著者／編集：中村安希
シリーズ：インパラの朝
出版社：集英社
発行形態：単行本
ページ数： 283p
ISBN： 9784087814347

商品説明

内容紹介

第七回開高健ノンフィクション賞受賞作。
26歳の私は、ユーラシア・アフリカ大陸へ2年間の旅に出る。「その地域に生きる人たちの小さな声に耳を傾けること」を主題に、そして、その“小さな声”を手がかりに、生き延びる手段を模索し、世界を見つめ直していく。中国からチベットへ抜け、高僧に謁見。インドを放浪し、危険地帯といわれているパキスタンに入国。イスラム圏では、旅を続けるために戒律に従い、2度の結婚と2度の離婚を経験する。アラビア半島からアフリカ大陸へ渡り、オンボロ列車、船、バス、トラック……が壊れて、荒野へ放り出された私は、地元の乗客たちと同じ時を過ごすうちに、世界の奇妙な一面を捉え始める。ウガンダで孤児たちと生活を共にし、タンザニアで宝石堀りをし、ザンビアで密輸に加わり、ジンバブエで強盗事件に巻き込まれ …。私は、旅を続ける中で、人間社会の深い闇と確かな希望を発見していく。

内容紹介（「BOOK」データベースより）

「今夜、どこに住みますか？」２６歳、４７カ国、２年の旅、ここに始まる。新たな才能による次世代ドキュメンタリー誕生！第七回開高健ノンフィクション賞受賞作。

目次（「BOOK」データベースより）

序章　向かう世界／第１章　ささやきを聴くーヒマラヤ山系／第２章　カオスー東南アジア～インド／第３章　小道の花々-インド～パキスタン／第４章　ウォッカの味ー中央アジア／第５章　悪の庭先ー中東／第６章　鼓動ー東アフリカ／第７章　内なる敵ー南アフリカ／第８章　血のぬくもりー西アフリカ／第９章　世界の法則ーサハラ北上／終章　去来

著者情報（「BOOK」データベースより）

中村安希（ナカムラアキ）
１９７９年京都府生まれ、三重県育ち。９８年三重県立津高等学校卒業。２００３年カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業。日米における三年間の社会人生活を経て、０６年ユーラシア・アフリカ大陸へ旅行。各地の生活に根ざした“小さな声”を求めて、四七ヵ国をめぐる。０８年帰国。国内外にて写真展、講演会をする傍ら、世界各地の生活、食糧、衛生環境を取材中。他に、海外情報ブログ「安希のレポート」を更新中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

商品レビュー（125件）

総合評価: 4.03

ブックスのレビュー（13件）

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読書

購入者さん

評価 5.00

投稿日：2010年01月09日

世界観が変わる本！ 2009年最高の一冊。情報化社会だからこその思い込みの危うさを教えてくれる。

1人が参考になったと回答
女性パックパッカーの視点が異質

購入者さん

評価 3.00

投稿日：2010年01月05日

昔読んだ「上海の西、デリーの東(素樹文生著)」の女性版といったところか。ハードカバー版は八〇年代の「地球の歩き方」みたいな粗雑な紙質を使用しているという点も踏襲しています。多分意識して製本したのでないでしょうか。彼や猿岩石、沢木耕太郎など男性諸氏の旅行記は東南アジアやインドなどアジアに対する強い思い入れが込められていることが散見されますが、彼女の場合、アフリカに対する思いが強烈なのがこれまでの旅行記とは異なる雰囲気を醸し出しています。ＮＧＯなど援助団体に対するスタンスが冷ややかなのでその辺が好き嫌いが分かれるところだと思います。

1人が参考になったと回答
生きる意味

ms-935

評価 4.00

投稿日：2013年02月26日

娘へのプレゼント用に購入しました。もちろん私も読みました。足を地に着けてしっかり歩くとは、こういうことを言うのではないかと思います。もちろん誰もができる旅ではないけど、彼女がこうして文にしてくれたおかげで、読者は追体験ができる。異文化を受け入れるとはどういうことか、本当に大切なものは何か、考えさせられる１冊です。

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