内容紹介（「BOOK」データベースより）

人の世はなんとおぞましく、美しいのだろうー。若く美しいまま亡くなった妹の思い出を残したいと、凄腕だという遺体専門のカメラマンに写真撮影を依頼した早苗。ところが…。初恋、純愛、そして日常と非日常への切望の数々。赤々とした、炎のような何かに身を焦がす者たちの行く末を、切ない余韻の残る筆致で巧みに描く。直木賞作家・朱川湊人の真骨頂を、連作集であなたに。

目次（「BOOK」データベースより）

死体写真師／レイニー・エレーン／アタシの、いちばん、ほしいもの／私はフランセス／いつか、静かの海に

著者情報（「BOOK」データベースより）

朱川湊人（シュカワミナト）
１９６３年大阪府生まれ。慶応義塾大学卒。出版社勤務を経て、２００２年「フクロウ男」で第４１回オール讀物推理小説新人賞、翌０３年「白い部屋で月の歌を」で第１０回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。０５年『花まんま』で第１３３回直木賞を受賞する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）