内容紹介（出版社より）

今だからこそ読みたいロシア文豪の名作短篇
“人間を描く天才"チェーホフの短篇13をロシア文学研究者であり名エッセイストの沼野充義氏が豊かな言葉を駆使して新しく訳した珠玉の作品集。個性豊かな登場人物が濃密なドラマを繰り広げる。

内容紹介（「BOOK」データベースより）

人生って素晴らしい！-珠玉の短篇１３と、エッセイとして楽しめる充実した解説を収録。

目次（「BOOK」データベースより）

女たち（かわいいー「可愛い女」はかわいい？／ジーノチカー「憎まれ初め」の物語／いたずらーナッちゃん、好きだよ！あるいは人生が芸術を模倣することについて／中二階のある家　ある画家の話ーミシュス、きみは　いつまでもどこか手の届かないところにいる）／子供たち（とわんちゃん一匹）（おおきなかぶー累積する不条理／ワーニカーじいちゃんに手紙は届かない／牡蛎ー未来の世界文学／おでこの白い子犬ー子供のためのチェーホフ？）／死について（役人の死ーアヴァンギャルドの一歩手前／せつないーロシアの「トスカ」／ねむいー残酷な天使／ロスチャイルドのバイオリンー民族的偏見の脱構築）／愛について（奥さんは小犬を連れてー小犬を連れた奥さん、それは私よ！）

著者情報（「BOOK」データベースより）

チェーホフ，アントン・パーヴロヴィチ（Чехов,Антон Павлович）（チェーホフ，アントンパーヴロヴィチ）
１８６０．１．１７-１９０４．７．２。ロシア小説家、劇作家。南ロシアのタガンローグ生まれ。１６歳のとき実家が破産、一家は夜逃げ同然にモスクワに移る。モスクワ大学医学部に学び医師となるが、学生時代からユーモア短篇を大量に書いて一家を養い、やがて本格的な作家として高い評価を受けるようになった。９０年には結核の身をおしてサハリン島におもむき、住民調査を行う。９９年夏にはクリミア半島のヤルタへ転居。１９０１年、モスクワ芸術座の女優オリガ・クニッペルと結婚。その３年後、ドイツの療養先で亡くなった。短い生涯に数百の短篇と１８篇の戯曲を執筆した

沼野充義（ヌマノミツヨシ）
１９５４年東京生まれ。文芸評論家、東京大学教授。専門はロシア・東欧文学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）