ロートレック荘事件 (新潮文庫)
筒井 康隆
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内容紹介(「BOOK」データベースより)
夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。
著者情報(「BOOK」データベースより)
筒井康隆(ツツイヤスタカ)
1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。’60年、弟3人とSF同人誌“NULL”を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が“宝石”に転載される。’68年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。’81年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、’87年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、’89(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、’92年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。’96年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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商品レビュー(309件)
- 総合評価
3.48
-
イマイチ!
- クマのん
- 投稿日:2019年08月29日
なんか、だまされたような感じもしないでもない!
28人が参考になったと回答
-
(無題)
- 好々爺Q
- 投稿日:2005年10月01日
推理小説には、さまざまな「トリック」が用いられる。
その中のひとつに「叙述トリック」と呼ばれるものがある。
それは、劇中で犯人が劇中の他人をあざむくためのものではなく、作者が読者をあざむくために趣向を凝らすトリックのことだ。
この「ロートレック荘事件」は、本来、推理小説が専門分野ではない筒井康隆氏が「叙述トリック」の究極型を示した傑作である。
「文学の文学たる姿とは?」といったテーマをトコトンまで追い求める筒井氏の面目躍如といったところ。
この作品の素晴らしさは、作者によって意図的に伏せられていた事実が明らかになった後で、事件の経過を詳細に振り返ることににより、犯人とその周囲の人々が抱えていたトラウマや葛藤がまざまざと浮かび上がり、感動させられる点にあると言えるだろう。
叙述トリックを用いた推理小説ではたいてい、ページを逆さにめくって
「あぁ、ここの描写は、本当はそういうことだったのか」
と納得するし、それがひとつの楽しみでもある。
しかし、多くの小説はただ単に「納得する」だけであって、作者によって意図的に伏せられたり、読者をあざむこうとした叙述トリックに対し、時には「そりゃあないでしょ」と言いたくなることもある。
叙述トリックを最初に用いたとされるクリスティの「アクロイド殺し」が発表された時も、そのトリックが「フェアか、アンフェアか」で大論争が起こったと聞いている。
もちろん、伏せられていた事実が明らかになった時、一発逆転的な快感を得られる作品も世には多数ある。それはそれで、それらの作品の価値をおとしめるつもりは全くないし、作品の好みは個人個人それぞれだから、安易に比較しても仕方がない。
この「ロートレック荘事件」について言えることは、それらの作品とは明らかに意図も趣向も異なる作品であるということだ。
おそらく、このトリックのアイディアを思いついた筒井氏は、そこらへんにある普通の「叙述トリック」ものにはしたくない、という決意で筆をとったはずである。
こうした姿勢とそれを作品に具現化できる力量を備えているところが、筒井氏の筒井氏たる所以であると思う。1人が参考になったと回答
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推理小説
- gounai4776
- 投稿日:2012年12月01日
ネットでどんでん返しという項目で載っていたので購入。中盤まではとても面白かったのですが・・・。
0人が参考になったと回答
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