内容紹介

連結会計を学ぶための入門書

本書は、連結会計の入門テキストです。

単なる仕訳の解説だけでなく、

・連結会計全体の目的や手続き、用語

・仕訳の考え方

といった背景や考え方の理解を深められる構成になっています。

「なぜ連結財務諸表を作るのか?」

「連結B/Sの純資産に子会社の純資産が含まれないのはなぜ?」

「非支配株主とは何?」

「日本の連結会計には親会社説の考え方が含まれるというけど、どういう意味?」

「非支配株主に帰属する当期純利益勘定の意味が分からない」

「連結修正仕訳の作り方は?」

「連結会計だと当期商品仕入高や期首商品棚卸高が仕訳の勘定科目で使われる点が分からない」

「アップストリームとダウンストリームの違いは?」

このような疑問に丁寧に解説しています。

【改訂履歴】

2021年 4月17日 初版発行

2021年 6月 6日 改訂版発行

2022年 1月 9日 改訂第3版発行

【改訂第3版】

・商品や土地の売買取引について解説を追加（期首商品や例題を追加）

・全体的な品質の向上

【本書の特徴】

・日商簿記2級の連結会計を分かりやすく解説

・1つ1つの用語や仕訳の考え方を深く解説。応用力がつく。

・スマホでも読みやすいリフロー型

【日商簿記2級を受験する人へ】

本書は、「PDCA会計 令和4年度版 日商簿記2級 商業簿記 基本テキスト 収益認識に関する会計基準を解説 2022年4月1日以降の統一・団体・ネット試験に対応」のうち、「第15章 連結会計」と重複する部分が多くあります（本書は連結会計の前提部分や理論、配当金の連結仕訳などをプラスαしたもの）

↓日商簿記2級を受験する人はこちらの書籍を購入された方が他の論点も解説してあるため、お買い得になっています。

URL：https://books.rakuten.co.jp/rk/bae429095076373796aad50a7772b561/

【想定する読者】

・連結会計を理論的な点から学習したい人

・日商簿記1級の学習前に連結会計の知識を確認したい人

・簿記や経理を学ぶ学生、社会人など

【できるようになること】

・連結会計を理解しながら日商簿記2級の範囲を学べる

・連結会計の考え方や用語を理解できる

・ダウンストリームとアップストリームの違いが分かる

・資本連結や商品売買、土地売買、配当などの論点を暗記ではなく理解して仕訳できる

【注意事項】

他の書籍よりも具体的にかつ理解しやすく解説していますが、それでも理解が難しいのが連結会計です。

消化不良にならないように1つ1つ読み進める、または理解できない場合は前の章に戻って理解しなおすなど、

じっくり時間をかけて他の学習と並行して読み進めることを推奨します。

【目次】

第1章 連結会計

第2章 資本連結の基本

第3章 資本連結と非支配株主持分

第4章 資本連結とのれん

第5章 資本連結の仕訳

第6章 開始仕訳

第7章 支配獲得後の利益配分

第8章 のれんの償却

第9章 仕訳例-支配獲得後の連結会計

第10章 連結会社間取引と連結修正仕訳

第11章 連結修正仕訳の作り方

第12章 未実現利益とダウンストリーム、アップストリーム

第13章 商品仕入と販売（ダウンストリーム）

第14章 商品仕入と販売（アップストリーム）

第15章 土地の売買

第16章 配当金

第17章 連結精算表

第18章 連結財務諸表

奥付