商品説明
内容紹介
女性死刑囚の心に裡に迫る長編犯罪小説!
どうすれば、事件は防げたのか。すべての者の鎮魂を願う。
ーー柚月裕子
吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。事件当時、「毒親」「ネグレクト」と散々に報じられた響子と、香純の記憶する響子は、重なり合わない。香純は、響子の教誨師だった下間将人住職の力添えを受け、遺骨を三原家の墓におさめてもらうために、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の意味が気になっていたーー。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『教誨』 の文庫版となります。
商品レビュー(19件)
- 総合評価
3.63
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読後感の表現が難しい
- レオリン
- 投稿日:2025年02月23日
元死刑囚の遠縁の女性が、その遺骨を預かり、彼女が最期に残した言葉の意味の真実を探し求める話です。
地方独特の閉鎖的な雰囲気や、なぜ自分の子供を手にかけてしまったのか。
読後感の表現が難しい一冊でした。0人が参考になったと回答