商品説明
内容紹介
【ジェフ・ベゾスは、このヤバい日本人の「部下」だった】
かつて日本には、「起業の天才」がいた。
リクルート創業者、江副浩正。
インターネット時代を予見し、社員のモチベーションを巧みに鼓舞した
彼がつくろうとしたのは、「グーグルのような会社」だった。
だが彼の名は「起業の天才」ではなく、
戦後最大の企業犯罪「リクルート事件の主犯」として人々に記憶される。
「ベンチャー不毛の地」となった日本に必要な「起業家の資質」とは何か。
リクルート事件の大打撃を乗り越え、
株式時価総額で国内10位にまで成長した「奇跡の会社」はどのようにつくられたのか。
苦境に立たされたすべての日本人に贈る、歴史に葬られた「起業の天才」の真の姿。
【日本にも、こんな経営者がいた!】
・グーグルの「検索」を先取り
・独自の「クラウド・コンピューティング」
・読売新聞と「全面戦争」
・電通から広告を奪う
・日・米・欧を結ぶコンピューター・ネットワーク
・世界の「コンピューターの天才」をかき集める
【「はじめに」より抜粋】
江副さんが生きていたら、保身に汲々とする日本の経営者にこう尋ねることでしょう。
「経営者とはどういうものか、経営者ならなにをすべきか。わたしはつねに学び、考え、
そのとおりにやってきました。あなたがた、自分が経営者であると考えたことがおありですか」
ーー瀧本哲史(京都大学客員准教授、エンジェル投資家、2019年没)
【主な内容】
はじめに 江副浩正は「服を着たゾウ」ーー瀧本哲史氏インタビュー
序章 ふたりの天才
【第1部 1960】
第1章 ユニコーンの誕生
第2章 紙のグーグル
第3章 進撃のダイバーシティー
第4章 「日本型経営」を叩き潰せ
第5章 APPI
第6章 打倒Y
【第2部 1984】
第7章 江副か稲盛か
第8章 森田の未来、真藤の未来、江副の未来
第9章 情報の海へーーALL HANDS ON DECK !(総員配置につけ!)
【第3部 1989 昭和の終焉・平成の夜明け】
第10章 変容
第11章 情報が人間を熱くする
第12章 世紀のスクープ
第13章 反転
第14章 「おまえら。もっといかがわしくなれ!」
エピローグ
商品レビュー(133件)
- 総合評価
4.55
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2022年06月30日
注文してすぐ届きました!大変満足しています。
0人が参考になったと回答
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(無題)
- nobuyon7888
- 投稿日:2021年04月28日
あのリクルートを創った江副浩正氏と彼の創ったリクルートという会社の物語。
無料で読める「広告(情報)だけの本」という紙媒体。今やインターネットで当たり前のこのビジネスモデルを江副さんは、私の生まれた頃・1960年代にすでに発見し実現していた。物凄い慧眼だと思う。そういう凄い能力があるのに江副さんという人は強烈なカリスマのあるような人ではなく、むしろ多くのコンプレックスを抱えた内向的な人だったということがとても意外だった。本では「世の中は自分より優秀な人間ばかりだ」というコンプレックスを抱えていたとある。しかし私が思うに、彼のコンプレックスはエスタブリッシュメント(富裕層、政治家など、いわゆる上級国民)に対するコンプレックスとか家庭環境に対すコンプレックスとか多岐にわたっており、「世の中は...」とはちょっと違うように感じた。転落の遠因は、その多くのコンプレックスではなかろうか。歴史上の異人で言えば生まれの卑しい豊臣秀吉のようなコンプレックス。これほどの能力のある人が、あんなにも凄い会社を作った人が、転落し寂しい晩年を過ごす姿は本当に痛々しい。
会社のエピソードでは「住宅情報」と「読売」が覇を競った場面がとても面白かった。いわゆる「普通の会社」と当時の「リクルート」の差がよくわかる。「心を燃やす」「命を燃やす」とかいう熱い言葉が本当に似合う会社だったのだなあと思う。
江副さんとリクルートと言う一時代を知りたい人には是非お勧めしたい。0人が参考になったと回答
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