商品情報
商品説明
内容紹介
※本書は2009年に発行された書籍の電子版になります。
【SEとは、ビジネスマンである。】
日本のソフトウェア業界では、「こんなプロジェクトに属していて大丈夫か?」「もっと自分を活かしてくれる機会が必要だ」という疑問を持っている若手・中堅のSEやプログラマーがたくさんいます。本書では、こうした状況を改善するための方法を紹介します。若手SE向けのIT業界入門として好評の「ビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する」に大幅に加筆し、組織と技術者が共に成長し、Win-Winの関係を獲得するにはどうすればよいかを提案します。
■こんな方におすすめ
・SEになりたての人、SEとしてレベルアップしたい人、SEになりたい学生
■目次
第一部 ビジネスの基本を知っているSEは必ず成功する
** 第1章 「能力」と「実力」の違いを心得よ**
メモ用紙に期待を書き留める
期待に応える準備をする
成長するかどうかは自分次第
社会人としての常識を身につける
「自分らしさ」を見失わない作戦を立てる
SWOT分析
自分自身を客観的に見る材料を準備する
ソフトウェア業界の動向
BRICsの台頭
国際競争力の欠如
競争社会の掟
ぬるま湯的な姿勢を捨てる
継続は力なり
基礎的な技術力を確実に身につける
ビジネスでは情報の量より質が重要
成果物には二種類ある
意思疎通のまずさが失敗を招く
能力だけでは中途半端
時間を投資する
** 第2章 価値を決めるのは「買い手」である**
お客様の視点から考える
お客様のニーズを満たしているか
価値を決めるのは売り手ではなく買い手
仕事の進め方が多様化
組織とのつきあい方
お客様のビジネスを理解する
給料はなぜもらえるのか
支払う側の立場から考える
自分の給料は自分で稼ぐ
本物の実力を身につけるには
一人の力には限界がある
競争に勝つ力をつける
成功への道筋を紙に書く
自信過剰で墓穴を掘るな
第二部 要求をチャンスに変える仕事術
** 第3章 「稼げる自分」を意識せよ**
要求にどのように対応するか
要求に対する自分の位置を確認する
仕事の成立
要求が先に出るべきか
とらえ方次第で状況は一変する
** 第4章 お客様の「欲求」を理解せよ**
AIDMAの法則
仕事の中で経験する「購買心理」
要求を確実にとらえるには
業務システムと業務プロセス
ビジネスイベントの仕組み
ビジネスでは規模とスピードが重要
ビジネスの付加価値は数字
ITを素材にした表現力が問われる
お客様がSEに期待すること
** 第5章 要求を「提案」せよ**
欲求と要求の違い
要求とRFP
合意形成の手順を明確にする
要求自体の抱える問題
変更される要求
過ぎ去りし日々への郷愁
変更される前に提案せよ
要求の提案がSEの価値を高める
ITとビジネスの本当の関係
ビジネスプロセスの変革
要求を顧客満足に導く
費用対効果と移行の問題
受け身から提案型へ
第三部 SEに20代で身につけてほしいこと
** 第6章 新しい視点に基づく「構想力」**
2007年問題以降のIT業界
文系からITの世界へ
SEは文系でも大丈夫
論理的思考力が必要
プログラミングの学習
財務会計や業務の知識を習得
将来を描いた設計図を導き出す
ビジネスではフローが重要
新たな需要を創造する
日本を知るために世界を学ぶ
** 第7章 やりたい仕事の「提案力」**
確実な成功法などない
IT大国インドの衝撃
キャリアパスを考える
アーキテクチャとアーキテクト
自分を成長させる
やりたい仕事は自分で提案する
身につけるべき基本
(1)および(2)(IT関連の知識)
(3)ビジネス知識
(4)英語
(5)これから伸びる分野の理解
(6)自分の向き不向きに対する理解
健康(体力)と人との接し方
現場と結びつけて考える
最高の先輩を探す
竪穴式住居と超高層ビル
プログラムを書くだけでは足りない
アーキテクチャとは
第四部 人と組織のWinーWinマネジメント
** 第8章 こんなプロジェクトに属していて大丈夫か?**
自分を活かしてくれる機会
思いを実現するには
あるプロジェクトの例
リスクを背負った船出
混乱の発生
混乱と熱意が錯綜する日常
後退か前進か
伸びる組織
貴重なエネルギーをどう活かすか
** 第9章 もっと自分を活かすことを工夫する**
自分の市場価値を知る
グローバル思考が必要
自分の能力を高めるには
自社の期待能力・目標を表す
CMMやIDEALの活用
どうしようもない組織の場合
** 第10章 組織と共にある自分を活かす**
人の強みが組織の強み
自己の目標設定と組織目標の共有
コンピテンシーとWinーWinのシナリオ
能力の自己診断と評価
仕事や教育による能力強化
測定と評価
** 第11章 自分と組織のコンピテンシーを高める**
体系的な仕組み
People CMMの概要
人と組織が共に成長するモデル
あるインドの企業の例
消えつつある参入障壁
成長を助ける仕組みを活用する
** 第12章 ひと・もの・かね・仕組みの効果的マネジメント**
アイデアとシナリオが必要
ひと・もの・かね・仕組み
■著者プロフィール
前田卓雄(まえだ・たくお):匠システムアーキテクツ株式会社代表取締役。外資系コンピュータベンダのシステムエンジニア、デロイトトーマツコンサルティングを経て、独立。主にハイテク企業、大手システムインテグレータ、大手組込みソフトウェア開発ベンダにおいて、プロジェクト管理・プロセス改善・支援環境構築改善に関与。バグ削減・欠陥予防・ソフトウェア生産性向上、人材育成、要求開発・競争力向上コンサルティングに従事。
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