商品説明
内容紹介
心の風景のひとつひとつを ささやきで採集した ことばの標本箱
香月葉子の処女詩集
だれかを好きになることで受けた傷の痛みは、いつか時の流れがいやしてくれるのだろうか。いつか甘美なものに変わるのだろうか。それとも、そんな日々を生きるということは、砂漠のなかを歩むようにむなしいものなのだろうか。女が味わうよろこび、悲しみ、不安、怒り、そしてしあわせを、捕虫網でつかまえては、ことばの標本箱にピン留めしていく。この目の前にある、この肌にふれることのできる現実と、おどろくほど美しく残酷で甘美な世界をひろげてゆく幻想との境界線を、あるときはゆっくりと、あるときは小走りに、あるときはたどたどしい足どりで、そしてときには立ちどまったりしながら、ことばの指先でえどっていく。その先に見えてくるものを知りたくて……。
言語詩 (Language Poetry) という流派の影響を色濃くうけた思考のエロティシズムをお楽しみください。
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