商品情報
- 著者: おおぬきゆーじ
- シリーズ名: インテリア実践書シリーズ
- 発売日: 2020年03月18日
- 出版社: 住まいの書房
- 商品番号: 1230003760284
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
【心理学者や教育者の子育て思想だけでは、役に立たたない】
小学校低学年以下のお子さんは、まだ受験の準備には早く、ただ楽しく遊ばせるだけでなく、もっと基礎的な行動力、思考力そして強い心を育てたいと考えたりします。
心理学者や教育者の子育ての本には、小学校低学年以下のこどもに覚えさせたいことは、
『自分から率先して、何かを始める力』
『何かを工夫しながら、熱中してやる力』
『自分の考えや思いを、上手く人に伝える力』など言われていて、たしかに、これが出来るようになれば良いとは思うのですが…でも…
心理学者や教育者の子育て思想をいくら学んでも、役に立たたないと気が付きました。それは思想だけでは『生活シーン』に落しにくく実行が難しいからです。大切な思想がこどもに伝わり、こどもが行動することで初めて子育ての意味を持つからです。
【インテリアルーティンとは】
私が実践したのはインテリアの一工夫で簡単に、子育て思想を実践できる環境作りです。
この子育てインテリア環境を作り、その状態ををキープして、日常の良い生活習慣を作るのが『子育てインテリア・ルーティン』です。
こどもの行動へと繋げるためには、やりやすいインテリア環境がまず必要です。日常生活でこどもと自然とふれあうことも、こどもが一人の時間を有意義に楽しんだり/片付けたり/勉強をしたり、自分から率先して始められるようになるのも、インテリア環境の力で出来るようになります。人は環境に依存して生活が行われるからです。
インテリアは部屋をお洒落にするだけではなく、新しい生活習慣を作ることができます。「いちいち言わないとやらない/言うことを聞かない」と困惑するより、インテリア環境を作った方がこどもの生活習慣になっていきます。
毎日の仕事は忙しく、家事は山ほどあり、こどもとの時間をあまりとれません。
だからこそ、インテリア・ルーティンで、日常のこどもとの短い時間の中で親子で楽しいひと時を過ごしながら、親がいなくても/あまり手をかけなくても自ら行動してくれるインテリア環境作りがお勧めなのです。
【こどもと愛が繋がる『対人距離(環境心理)】
子育てインテリア・ルーティンで大切なのが、こどもとの距離『環境心理』です。
『こどもを毎日10秒間抱きしめると心が通う』と本に書いてあるものがあり、心理学的には納得できるのですが、実践しようと思っても…日常生活ではタイミングは無いものです。
日常生活でどうすれば、こどもを抱きしめられるのか?近づいて楽しく過ごせるのか?会話が弾むのか?その回答は『環境心理の対人距離』にあります。
こどもの心理状態は距離で違うで、其々の最適なコミュニケーションがあります。
『排他域 50cm以下』
絶対に他人を入れたくない心理が働く(満員電車が嫌と感じる)距離。
親しい人だけが入れて『気持ちを共有し、愛を感じて、心が通います』ので、こどもとはこの距離で一緒にいる生活を増やし、その時間を長くして時には抱きしめると愛を感じて心の絆が作れます。
こどもが小学校高学年以上になると抱きしめると「やめてよ」と言われるだけなので、今の時期しかできないコミュニケーションの形です。
『会話域 50cm-1.5m』
会話が最も弾む距離なので、ダイニングテーブルを家族で囲んだ食事時がもっとも会話が楽しめます。日常会話から教育的なことまで、話しやすく/聞きやすい距離なのでこどもに様々なことを伝えられます。
但し、この距離は会話をしていないと気まずく/間を持たせようと、動画を見たり本を読んだりするので、話題がを常に作っておくことが大切になります。
この2つが子育てで最も大切な距離ですので、これを主にして、具体的なインテリア環境とコミュニケーションシーンを紹介しています。
部屋の何処で、どんな話をするかインテリア・ルーティンを決めておくと、子育てはスムーズになります。
※『対人距離(環境心理)』は東京大学 西出教授の定義で説明しています。
【こども達が未来を『楽しく、たくましく、豊かに』生きる】
我が家のこどもは社会人になり、私の子育ては終わりました。2人とも国立大学を現役合格でき、今は得意分野でやってみたい仕事についています。劣等生でやりたいことがなかなか見いだせなかった私には出来すぎのこども達と感じています。
こどもの就職に触れて実感したのは、今の社会は昔と全く違う価値観なっていることです。インターネット上の世界中の情報を使った事業、国際化、新しいビジネススモデルなど、私が学生の頃には全くなかったものです。
私のこども達は、この新しい社会の仕組みと価値観の中で『楽しく/たくましく/豊かに』生きていこうとしています。親としては『楽しく/たくましく/豊かに』生きていってほしいと願うだけです。もう社会は私の時代ではなく、成人したこども達の時代だからです。すでに親が出来ることはあまりないのです。
そして、次の未来がやってきます。
その時代は、皆さんのお子さん達が新しい社会の中で『たくましく/豊かに/そして楽しく』生きていく順番です。
未来の『社会の価値観』はどんどん変わっていきますので、皆さんが知らない社会になっています。それでも、未来に生きていく『大切な力』は変わらないものがあります。それは、今は流行っている価値観ではなく、『人生を楽しく生きていくため、自分の価値観を持つ/豊かでたくましい心/賢い知恵』そんな力なのです。
子育ては、こども達が未来に生きていく力を付けることです。
こどもはアッという間に大人になり親から離れて、子育ては終了します。
皆さんのご家庭で『こどもの未来を育てるインテリア・ルーティン』を少しずつ実践して、こどもの教育もコミュニケーションも、楽しみにしながら生活を送られることを願っております。
おおぬきゆーじ
目次
【序章】我が子に幸せな人生を送ってほしい
【第1章】創造力/片付け力を育てるアミューズメントリビング
1-1.創造性を育てるリビングの『遊び空間』
1-2.片付け力をつける『玩具収納』の設置
1-3.玩具収納の『理想の家具』
【第2章】豊かな感性/自信を育てる、こどもギャラリー
2-1.こどもの作品をインテリアで素敵に飾る効果
2-2.各部屋のギャラリースペースはここ
【第3章】優秀な子を育てるダイニング学習
3-1.学習の場所はダイニングテーブル?学習机?
3-2.長時間集中出来る、こどもの学習姿勢
3-3.『集中して学習!』といってもこどもに集中力はつかない
3-4.ダイニング学習の親のアドバイスは週2回
【第4章】こどもの片付け力は、親のお手本で育てる
4-1.「片付けなさい」では、こどもは理解も行動もできない
4-2.片付けは、整理整頓の収納ルール作りから
4-3.アミューズメントリビングの収納計画
4-4.増えるプリントなど紙類の整理整頓
4-5.ダイニング学習の本棚の収納計画
【第5章】こどもの個/コミュニケーション力は、家族の絆で育てる
5-1.親子の絆は日常生活でつくる
5-2.家族の会話はダイニングの食事中に
5-3.こどもの『個』を育て『コミュニケーション力』をつける
【終章】こども達が未来を『楽しく/たくましく/豊かに』生きる
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