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一人用マーダーミステリーゲームブック『ふたりの計画』

一人用マーダーミステリーゲームブック『ふたりの計画』 (ゆりかもねノベルス) [電子書籍版]
嗚呼蛙

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  • 電子書籍

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商品情報

  • 著者:   嗚呼蛙
  • レーベル:  ゆりかもねノベルス
  • 発売日:  2021年06月20日
  • 出版社:  ゆりかもね出版
  • 商品番号:  1230004859673
  • 言語:  日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

商品説明

内容紹介

図書委員の本間は、図書室で偶然、持ち主不明の日記を発見した。中を見てみると、どうにも不穏な記述が目立つ。日記の日付は六年前。当時、同じ学校に通っていた姉にそれとなく話を聞いてみると、一つ下の学年で、二人の自殺者が出た事件があったという。最後に書かれた日記の日付は、事件の日の前日になっていて……。


本書は人気のアナログゲームであるマーダーミステリーを、一人で遊べるようにしたゲームブックです。作中に出てくるヒントを頼りに、真相を解き明かしてみましょう。

難易度はかなり低めですので、ミステリが苦手な方でも、簡単に解くことができると思います。


■冒頭部試し読み

ビニール手袋を嵌めた{本間静|ほんましずか}がそれを見せると、{梶取和音|かじとりかずね}は即座に「事件の香りがしますな!」と、それなりに長さのあるポニーテールを揺らした。

西日の差し込む教室を吹き抜ける風に、ページが捲られないよう抑えながら、「やっぱりそう思う?」と、本間は開いたページに視線を落とす。


問い詰めたらあっさり白状する先生、かわいい。撮りためた写真見せたら青くなってたの、ウケたなぁ。アイツを始末する計画も一緒に考えてくれたし、やっぱり先生は私に夢中だね?


キナ臭い文章に、本間はわずかに眉を顰めた。

それは昨日、本間が学校の図書室で見つけた日記だった。

図書委員でさえ手を触れないような、書庫の奥の奥、棚に並んだ本の更に後ろに、隠すようにして押し込まれていた日記。それだけでも十分にミステリアスなのに、中身がこれである。気にせず処分する、というわけにはいかなかった。

「新聞部としては、なんとしも持ち主を探し出して、インタビューしなきゃでしょ!」

「でもこれ、日付が六年前なんだよ」

「えぇ〜〜〜、じゃあとっくに卒業しちゃってるじゃん……。う〜ん。じゃあこの“先生”のほうを見つけ出して……。いや、待って、静のお姉さん、ウチの卒業生じゃなかった? 時期被ってたり、なんか知ってたりしない?」

「私もそう思って、聞いてみたけど……」

言いかけて、本間は言葉を濁した。

この先を言ってしまったら、きっと梶取は面白がって、とんでもないことを言い出すに違いない。そうしたら必然的に巻き込まれて、大変な思いをするに決まっている。

「…………六年前、この学校の生徒が二人、同じ日に自殺してるんだって……」

「おぉ^!?^ ますます事件の香り^!!^ ってか事件そのものじゃん!」

「ひょっとしてって思って、調べてみたら、この最後に書かれた日記の日付、事件の日の前日になってるんだよね。しかも、このメモ見てよ……」

本間が最後の日記のページを開く。


今日は久しぶりの夜学校デート。楽しみ〜?


上機嫌に踊る文字の下、「二十三時、いつものところで」と書かれたメモが貼り付けられている。

「死んだ子の一人は、学校で見つかったみたいだから、もしかすると……」

「それで自分は手袋して、私にその日記触らせないのね」

「そう……」

日記の持ち主は、“先生”と共に“アイツ”を殺そうとしていた。となると、自殺したとされている子のどちらかは殺害された可能性がある。もしくは逆に、“先生”か“アイツ”に殺されたのかもしれない。あるいは、二人共“先生”に殺されたということも考えられる。だとしたら、極力指紋をつけずに、警察に提出しなくては。

本間はそう考えていた。

それを相談したかったのだ。

「考えすぎかな? どう思う?」

「いや、間違いなく殺人事件でしょ。ついに私にも、この手の事件を取材をするチャンスが、巡ってきたってわけよ!」

「ダメだよ。事件なら警察に届けないと……」

「それこそダメだって。この辺の警察は、仕事しないことで有名なんだから」

「え。そうなの……?」

「そ。つい最近あったストーカー事件とかも、何度も相談されてたのに、なにもしなかったってニュースになってたじゃん? ああいうのすごく多いんだよね、この辺担当してる警察署」

「えぇぇ……、仕事してよ……」

本間はへなへなと机に伏し、肩まで伸ばした髪を、ぐしゃぐしゃと掻きむしる。

「つまり、この事件を解決したくば、我々が捜査するしかないのだよ! さぁ、行くぞ! 真実の名にかけて!」

顔を上げると、スキップで教室を出て行く梶取が、急かすように手招きをしている。本間はしぶしぶと立ち上がり、事件の捜査に乗り出すことになった。

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