商品情報
- 著者: 渡瀬裕哉
- レーベル: 光文社新書
- シリーズ名: 税金下げろ、規制をなくせ〜日本経済復活の処方箋〜
- 発売日: 2020年10月23日
- 出版社: 光文社
- 商品番号: 4480000121613
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
かつて世界で最も勢いのある経済大国だった日本が「失われた30年」と呼ばれるほど不況から脱出できないのはなぜか。それは「税金と規制」の問題に集約される。だが、日本は世界に先駆けて少子高齢化が進み、財政状況も悪化。社会保障費は増え、自然災害も毎年のように日本を襲う。であれば「増税はやむなし」なのか? 規制と税金に苦しむ日本が打つべき手とは? 俊英の政治アナリストが、私たちに刷り込まれた「洗脳」を解く。
商品レビュー(10件)
- 総合評価
4.10
-
税・規制の問題点と解決策を簡潔に語る名著
- 国を守りたい外科医
- 投稿日:2022年05月01日
結論から。本書は題名そのままに、簡潔明朗に、税と規制がいかに日本経済を蝕んでいるかを解説する、後半ではこれを変革するための方法論運動論について熱をもって書かれており類まれなる名著である。
この1冊で必要な知識が得られる。
税や規制がなぜ悪いのか(金をとられるのでそりゃ誰しもいい気はしないのだが、それもこの沈みゆく国では仕方ないという空気が漂っており皆声をあげにくい?)、ここまで明確に論理だって指摘されると目が覚めた。また著者のアメリカ政治への知見に根差した「利権をよこせ連合・税金よこせ連合」と「利権をなくせ連合・税金さげろ連合」という対立軸で政治をとらえ直すことで真の問題点と解決策が浮き彫りとなってくる。経済・政治を覆う既得権益構造の描写も具体的でよかった(先行者が利益を守り現状維持のために圧力をかけて規制を作りそれを司る人間のためにまた増税が行われ。。。)。また米英での政治改革の成功は大いに参考とすべきでありトランプ大統領の2対1ルールは目からうろこであった。1つの規制を作るために2つの規制を廃止しなければならないといこの政策は官僚にとってもベクトルの向きが大変宜しい。また後半の方法論・運動論では政治の動かし方が具体的な票数・人数とともに記述されており、地方議会から動かすことの重要性、そしてそれは誰もが思っているよりもずっと少ない人数(数人)で可能なのだと知った。これも目からうろこであり政治を身近に感じることができモチベーションが湧いてくる。
著者の掲げる「減税」「2対1ルール」「予備選挙」「小選挙区と比例の重複立候補禁止」「任期制限」を実現するために著者の言う無党派層のふわふわした風ではなく組織化された運動を展開する圧力団体として塊になり、地方議会やTwitterなど草の根活動を行いたいと思います。日本は生まれ変われるし、日本の現状は国民の我々に責任がある。0人が参考になったと回答
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