内容紹介

（概要）

近年のコンピュータネットワークは、仮想化・クラウド・ビッグデータなど多数の技術分野と不可分になっています。そうした技術群を土台にして、たとえばAWSのようなサービスが提供されています。本書はこのような土台にあるネットワークを「クラウド型ネットワーク」と呼び、クラウドに隠れてしまった技術の数々を解きほぐして総合的な理解を助けるものです。ネットワーク技術者としてさらなる高みを目指す方にお勧めです。

（こんな方におすすめ）

・ネットワーク・エンジニア、社内インフラエンジニア、クラウドエンジニア、クラウドサービス利用エンジニア

（目次）

第1章 ネットワークインフラ基礎知識

　　1.1 ネットワークやネットワークインフラ

　　1.2 全体像

　　1.3 ネットワークの要素（技術、プロトコル、仕様）

　　1.4 用語

　　1.5 ネットワーク技術の技術要素分野と要件

　　1.6 その他

第2章 ネットワークインフラ入門

　　2.1 本書単元技術の関係性、共通性、差異

　　2.2 インフラ

　　2.3 クラスタリング

　　2.4 仮想化

　　2.5 バックエンド

　　2.6 信頼性と品質〜HA、セキュリティ

　　2.7 その他の関連技術、理論技術、実装技術

第3章 インフラ構築１ーインフラ〜インフラ分散／統合

　　3.1 ネットワークインターフェース層の冗長化・負荷分散・統合技術

　　3.2 IPネットワーク層の冗長化・負荷分散・統合技術

　　3.3 ストレージレベルの冗長化・負荷分散・統合技術

　　現場技術者の眼

第4章 インフラ構築２ーフロントエンド〜クラスタリング

　　4.1 クラスタリングの特徴と機能

　　4.2 Pacemaker（+Heartbeat/Corosync）

　　4.3 フロントエンド分散

　　4.4 LVS/Keepalived/HAproxy

　　4.5 Ultra Monkey L7

　　現場技術者の眼

第5章 インフラ構築３ーインターナル〜仮想化

　　5.1 単体仮想システム

　　5.2 ホスト型仮想化

　　5.3 ハイパーバイザ型仮想化

　　5.4 ネットワーク型仮想化

　　5.5 新利用形態の仮想化技術

　　5.6 仮想化環境におけるトラフィック制御と運用管理の実装

　　現場技術者の眼

第6章 インフラ構築４ーバックエンド〜ビッグデータ分散データベース処理

　　6.1 Apache Hadoop

　　6.2 Hadoopアプリケーション

　　6.3 Hadoop System

　　6.4 Java MapReduceプログラミング処理

　　6.5 Java以外の言語を使ったプログラミング

　　6.6 RubyやUNIXのサンプルコード

　　6.7 動向

　　現場技術者の眼

第7章 インフラ構築５ー品質〜HA、セキュリティ

　　7.1 サーバ監視

　　7.2 セキュアOS

　　7.3 データ保全

　　7.4 ネットワーク監視

　　7.5 その他（セキュリティや運用管理）

　　現場技術者の眼

第8章 その他の関連技術動向と実装知識

　　8.1 関連技術の概要

　　8.2 関連理論

　　8.3 実装技術

　　8.4 その他

　　現場技術者の眼