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認知バイアス心に潜むふしぎな働き

認知バイアス 心に潜むふしぎな働き (ブルーバックス) [電子書籍版]
鈴木宏昭

1,100(税込)

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商品情報

商品説明

内容紹介

「なぜあの時あれを見逃してしまったのか」「なぜこんなものを買ってしまったのか」「どうしてあんな簡単な問題が解けなかったのか」---誰しもが日常的に経験しているであろう、なぜか誤って認識したり、いつもならするはずのない判断や行動。それはなぜ起こるのか。このようなふつうの行動に現れる心の働きの偏り、歪みのようなものである「認知バイアス」について、わかりやすい事例を挙げて解説します。

認知バイアスという言葉は、一般的にも時々使われるようになってきて、なんだかよくわからないけど間違ってしまった、おかしなことをしてしまった、というときに認知バイアスという言葉で片付けようとする安易な解決も見られがちですが、著者は、「知」を身体、社会、感情、環境なども取り込んでトータルな人間の理解を深めようとする認知科学に基づき、理論的に分析しています。また、なぜ誤るのか、そして誤ることには意義があるのか、それは何なのかを解き明かします。

認知メカニズムは、ある状況では賢い判断をするように働き、ある状況では愚かな判断を生み出す。つまり人間は賢いようで愚かで、愚かなようで賢いものであるということがわかる1冊。

第1章 注意と記憶のバイアス:チェンジ・ブラインドネスと虚偽の記憶

第2章 リスク認知に潜むバイアス:利用可能性ヒューリスティック

第3章 概念に潜むバイアス:代表性ヒューリスティック

第4章 思考に潜むバイアス:確証バイアス

第5章 自己決定というバイアス

第6章 言語がもたらすバイアス

第7章 創造(について)のバイアス

第8章 共同についてのバイアス

第9章「認知バイアス」というバイアス


商品レビュー(63件)

総合評価
 3.91

楽天Koboのレビュー(1件)

  • 9月の楽天スーパーSALEにて購入
    grassberry
    評価 4.00 4.00
    投稿日:2022年09月19日

    明白なチェンジがあっても、それに気がつかない=ブラインド、つまり注意をしても意外と見えていないものがあることをチェンジ・ブライトネスと呼ばれるものです。これも気付く気付かないなど、スローチェンジだと気づかないのに、すごく速く切り替えると、ほとんど瞬時に気づいてしまうらしい。気づけない人に「お前の目は節穴か」とあざけるのは、ほとんどの人の目が節穴になるようです。そのような実例がたくさん紹介されています。注意にも一瞬で注意がむくようなものと、ひとつずつ順に注意を当てていくようなものが存在し、チェンジ・ブライトネスで記憶のバイアスが改変され、錯誤を生み出すなど記憶も相当な欠陥を抱えているのが分かりました。これらを中々理解すること自体が難しいですが考えてみる価値はあると思いました。

    12人が参考になったと回答

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