商品説明
内容紹介
日米開戦の半年前、中島飛行機の若き天才設計者・中川良一は、野心的な高性能の次世代エンジン「誉」を完成させる。 小型軽量ながら当時の世界最高水準を実現したまさに奇跡のエンジンであり、彩雲、疾風、紫電改などの新鋭機に次々と搭載されていく。 だが想定されたハイオクタン燃料が入手できず、原材料の質低下、熟練工の軍隊召集、陸海軍の不手際などによりトラブルが続き、その真価を発揮できることなく敗戦を迎えた。 本書は「誉」の悲劇を克明に追い、現代に連なる日本の技術開発や組織運営が抱える矛盾と問題点を浮き彫りにする。
商品レビュー(7件)
- 総合評価
4.17
-
(無題)
- マサオ6272
- 投稿日:2018年09月26日
この本の著者はレシプロエンジンの事が本当に分かっているのだろうか?誉発動機の真の問題点もはぐらかせる形ですっきりしないしケルメットの焼損も成分比率が現場で間違って伝わった為で訂正してからは焼損も減ったとの話もある。確かに実用性に重きを置いたエンジンでは無かったが当時の会社や軍の体制等に著者が目を向けたのは評価出来るがもっとエンジンの技術に絞って書いた方が良かった。
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