商品説明
内容紹介
子育て世代に向けたワクチンと予防接種のガイドブック『子どもと親のためのワクチン読本 知っておきたい予防接種』(2013年10月刊)を全編リニューアルした、最新改訂版。近年、乳幼児の定期接種や任意接種が増えている一方で、ワクチンへの不安や不信感も広がっています。子どもにとって本当に必要なワクチンとは?予防接種はなにを打てばよいのか?最新情報を盛り込み、科学的で公平な視点から、マンガやイラストを交えてわかりやすく解説します。
商品レビュー(11件)
- 総合評価
- 3.78
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主張に対するエビデンスは?
- RΔ
- 投稿日:2020年07月06日
子供にワクチンを打つか打たないか迷っていて、色んな観点から根拠と一緒に知識を得て
判断したいと言う方へは
あまりお勧めは出来ないかなと思いました。
というのも、昔はこうだったから今もこうあるべきだ、死にはしないから打たなくても大丈夫、〇〇歳まで健康であれば抗体を獲得できている、ワクチン接種で問題が出てきている等を主張することは
暗にワクチン推奨を鵜呑みにしない視点でいいと思うのですが、主張に入った途端に根拠となるデータが何一つ載ってない事に対して疑問です。
ワクチンの本を他にも読んでますが、ワクチン接種により重症化や発症件数が減っていることを根拠となるエビデンスと一緒に載せている本はあります。
ですが、この本には主張に対する参考文献やエビデンスが何一つなく主観的な主張の様に感じます。
また、ワクチンを打つ目的は重症化しない様にする事と周りにも広めない事が目的なはずなのに、死ぬ死なないの話をされていて、ワクチンの目的に対して少し論点がズレてる様にも思いました。
日本では病気が流行っていないから打たなくていいと言う主張も、今のグローバルな社会を知っていてなお主張しているのか疑問です。
B型肝炎ウイルスにかかり肝硬変、肝臓がんをたどる場合が1割「程度」と有りますが、10人中1人を「程度」と言うのであれば、ワクチン接種による重症化の発生件数に対してはどのように表現されるのでしょうか?
歴史的な所やウイルスの症状などは順を追って説明されており納得がいくのですが、打たなくていいという主張に入った途端になんの根拠も無いので、盲目的に信じない限り筆者の主張部分に対する理解は難しいかなと思った一冊でした。1人が参考になったと回答