商品情報
- 著者: 星河三郎
- シリーズ名: 指切り宗佐 愛恋譚
- 発売日: 2023年12月28日
- 出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
- 商品番号: 4910000439543
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
ストーリーの独自性が際立つ作品集
表題作は、小泉八雲編「耳なし芳一の話」を恋愛物語にオマージュし描いた作品です。
江戸時代の初め、盲目の侍である奥貫宗佐が、悲運の姫君である沙代里と出会い、
深い愛に落ちることから物語が始まります。このほかにも、「谺」「或る一日」など、
物語の構成や語り口、人物造形が秀逸な作品が収録されています。
江戸から昭和の初めを舞台にし、
史実を基にしながらも小説としての面白さを追求した、至極の短編集。
完成度の高い短編小説に触れてみたい方におすすめです。
指切り宗佐 愛恋譚
谺(こだま)
或る一日
商品レビュー(1件)
- 総合評価
-
「賢治ファン」でなくても、お勧めです・・
- FM7924
- 投稿日:2024年03月02日
有名な怪奇物語としての原作を、痛ましくも美しい恋愛物語に換骨奪胎した表題作。時代は江戸時代初期の武蔵国。悲しい結末であるはずなのに、読後は深く澄んだ余韻が残ります
二作目の舞台は、昭和の岩手花巻。そこに生まれ育った主人公の波乱に満ちた半生と、詩人宮沢賢治との不思議な運命の交錯を、ドキュメント風に描きます。終わりの部分で響いてくるこだまが、詩人の透明な精神を象徴するかのようです
三作目の主人公は何と、昭和天皇。ある作家の自決事件を契機に、彼の記憶は困難に満ちた過去をたどり始めます。置かれた立場ゆえに経て来なければならなかった孤独と苦悩を、重厚で硬質な筆致で描きます
それぞれに異なる方向性を持った短編を描き分ける筆者の筆力には、驚嘆のほかありません。「一体この人、誰?」0人が参考になったと回答
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