商品説明
内容紹介
《「本の雑誌」が選ぶ2022年度ベスト10 第一位!》
同一犯か? 模倣犯か?
群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見!
十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。
かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。
娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。
若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。
十年分の苦悩と悔恨は、真実を暴き出せるのかーー
人間の業と情を抉る無上の群像劇×緊迫感溢れる圧巻の犯罪小説!
商品レビュー(270件)
- 総合評価
- 4.07
-
(無題)
- 坂枝圭
- 投稿日:2023年02月11日
作者の作品を読むのは『最悪』『空中ブランコ』『オリンピックの身代金』『罪の轍』に次いで5作目.リアリティと緊迫感に溢れる本作が最も充実しているかも.
群馬県桐生市と栃木県足利市の渡良瀬川河川敷で相次いで発見された女性遺体は,殺害手口が十年前の未解決連続事件に酷似していた.両県警は十年前の失態を挽回すべく,協力捜査・合同捜査を展開した.浮上した3人の容疑者はいずれも決め手を欠いたが,ついに突破口を掴む.
序章,8つの章,終章で構成される.三人称表記.章内では*印の行を挟んで視点人物を変える.並行する7人の視点が一部交差して物語は進んでいく.
かなりの大作だけれど,情景,行動のディテールや会話のテンポが良く,リーダビリティは抜群だ.多くの登場人物の執念,正義感,狂気,悲しみ,喜び,成長などが生き生きと描かれ,まさに群像劇.表題は連続殺人事件が「リバー事案」と呼ばれたことに因むが,もちろん隠喩も含む.0人が参考になったと回答
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2022年10月05日
おもしろかったです。それぞれの県警側、記者側、など色んな視点で事件が進んでいき、最後にまとまる。
奥田先生の作品はどれも読んでいますが、やはり伊良部先生の続編を読みたいです!!0人が参考になったと回答
楽天ブックスランキング情報
-
週間ランキング
ランキング情報がありません。
-
日別ランキング
ランキング情報がありません。