商品説明
内容紹介
深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていたーー。何のことかと詰め寄る美穂子。深瀬には、人には隠していたある“闇”があった。それをついに明かさねばならない時が来てしまったのかと、懊悩する。
『夜行観覧車』『Nのために』のスタッフが結集し、本作『リバース』は2017年にドラマ化。主人公の深瀬和久には藤原竜也。恋人役には戸田恵梨香。深瀬の親友、広沢由樹には小池徹平。深瀬の大学時代のゼミ仲間には市原隼人、玉森裕太、三浦貴大など出演し話題になった。
商品レビュー(887件)
- 総合評価
4.06
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(無題)
- toshinak
- 投稿日:2023年11月25日
推理しながら読み進めるうち、伏線が繋がるラストが見事です。人間ドラマが見どころのミステリー小説でした。
6人が参考になったと回答
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サクサク読める!
- ムツキ6704
- 投稿日:2022年02月02日
あまり難しい内容ではなく、サクサク読めました。コーヒーに関しては深い知識が表現されていてコーヒー好きの私としてはこちらも勉強になりました。
1人が参考になったと回答
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タイトルの意味をどのように感じるだろう?
- リベラーマン
- 投稿日:2024年08月22日
主に深瀬と広沢のゼミ仲間3人を中心に繰り広げられるこのミステリー小説は、深瀬が広沢を知るごとに確実に真実に、そして真犯人に迫っていく様子が描かれている。
構成は1−4章と終章、と5つに区切られているのだが、読書後改めてページを戻すと4章までで一度完結しているようにも思える。
それは作者が設けたもうひとつの終わり方なのでは?と感じた。
つまり作者は○○を書いているうちに、○○に深い愛情を抱いたのではないか。
それほどに○○という人物が魅力的なのだ。少なくとも私にはそう思えた。
つまり最後の一行を読み、そこからこの小説を遡り4章で終わらせることも出来る。終わらせ方は読者次第なのだ。
それが私のこの本のタイトルの深読みである。
そうでなければ終章とせずに5章とすればいいのでは?と感じる。
物語を作るにあたって大事な要素である起承転結が4章ではすっきりと収まる。
私は今一度4章の最後の一行を読み、コーヒーを濃い目に淹れた。0人が参考になったと回答