商品情報
- 著者: 水無飛沫
- シリーズ名: 残滓
- 発売日: 2021年12月28日
- 出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
- 商品番号: 4910000223114
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
表題作「残滓」ほか、怪しくも美しい11篇を収録。
「私と結ばれたいのだろう? さぁ、お前さんが望むように愛し合おうではないか」
かつて山奥に祀られていた神と、病に冒され孤独に生きる人間。
死を待つふたりが迎える結末はーー。
表題作「残滓」ほか、怪しくも美しい11篇を収録。
<著者紹介>
水無飛沫(みな しぶき)
明治大学文学部を卒業。
Webやイベントなどで小説の発表をしつつ、脚本の提供などを行う。
学生時代より各国の神話や海外文学を好んで読む。
民話に興味があり、各地方をフィールドワークしながら図書館に入り浸ることもしばしば。
異類婚姻譚など、幻想的な題材を情緒豊かに表現することを得意とする。
<目次>
天気雨
蛇恋
孤蝶
太陽と鳥と
虎
真夏の雪女
あさきゆめみし
雉恋
黒無垢
館 前編
館 後編
残滓
商品レビュー(1件)
- 総合評価
-
性と愛と死。ラブ・アンド・デスな恋愛短編
- ベネット1990
- 投稿日:2021年12月29日
非常に読みやすい「ラブ・アンド・デス」なラブ・ストーリー短編集。
異類との婚姻や身分差などを持った男女が「性愛を含む真実の愛」に狂っていく様子が美しく書かれている。
それぞれの段落が短く切られて居るので、時制や状況が混乱せずスッと頭に入ってくる。文字の構成が上手でした。
決定的な大恋愛の感情を持った2人が、時に愛し合い、時に狂っていく。
「プラトニックな関係ではなく性愛的感情も含めた、世界を揺るがすほどの大恋愛」が迎えるハッピーエンドであったり、破局であったり。
究極の「ラブ」がもたらす人間のありようが、悲しくもおかしく、美しく描けていた作品だと思う。
現実と非現実や、自分と他人。そういうものがわからない程の恋愛というモノに憧れる気持ちを読後に抱きました。0人が参考になったと回答
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