商品情報
商品説明
内容紹介
史上最悪の爆弾魔が囚われた。
そのとき新たな悪が生まれた。
東京地方裁判所、104号法廷。
史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判中、突如銃を持ったテロリストが乱入し、法廷を瞬く間に占拠した。
「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」前代未聞の籠城事件が発生した。
スズキタゴサクも巻き込んだ、警察とテロリストの戦いが再び始まる!
商品レビュー(355件)
- 総合評価
4.21
-
法廷占拠 爆弾2
- 坂枝圭
- 投稿日:2025年04月11日
「….ただちに死刑囚の死刑を執行せよ.ひとりの処刑につき,ひとりの人質を解放します.…」<本書16%>
独立した傑作を連発してきた作者が遂に続編を書いた.
『爆弾』事件の一年後,爆弾魔の公判の傍聴席には,事件に関わった巡査・沙良もいた.突然,遺族席から柴咲が爆弾と銃を持って現れ,法廷を占拠してしまう.奇抜な手段,奇抜な要求.特殊犯係の高東がビデオ通信を介して交渉を進めるが,部下の類家を信頼できず,後手を引いてしまう.柴咲の目的は何か? スズキタゴサクはどう関係するか?
序章部分,17章からなる「十月二十六日」,解決編「十月二十八日」で構成する.序章は柴咲の一人称視点.「十月二十六日」は三人称多視点で頻繁に視点者を替えつつ,占拠現場(人質・沙良の視点),交渉(高東の視点),警察側の活動などをハードボイルド調に描く.「十月二十八日」も三人称多視点.
面白かった.展開がチョット強引だが,とにかくテンポが良い.スズキタゴサクは突飛な行動や饒舌さが相変わらずで,柴咲もそれに匹敵して饒舌だ.類家は視点者にならず,鋭い推理力で犯人を追っていく.前作の登場者が勢揃いして懐かしい.終わり方はシリーズ化を匂わす.0人が参考になったと回答
-
まだまだ続きが楽しみ!
- makochan24
- 投稿日:2024年11月24日
『爆弾』に虜になり一気読みしたため、今回シリーズ第2弾が出てると知り即購入しました。第1弾に引けを取らない面白さに読む手が止まりません!!
0人が参考になったと回答