アルプス席の母 [電子書籍版]
早見和真
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1,178円(税込)
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商品説明
内容紹介
まったく新しい高校野球小説が、開幕する。
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。
商品レビュー(545件)
- 総合評価
4.38
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高校スポーツに関わる親御さんにお勧めです
- トラ助0729
- 投稿日:2025年06月06日
10年前にインターハイ常連のソフトテニス部に在籍した息子を持った父親として、高校スポーツ部の空気感を懐かしく思い出しました。
ほぼ毎週末、近県の強豪校に練習試合に行く為に朝の5時に起きて集合場所に送迎。毎月の部費だけでは予算が足りなくなりその度に徴収。テニスシューズは3か月で一足潰し、ガットの張替えは毎月一回。学校のテニスコートにはナイター設備があるため(公立高校では珍しい)遅い時には21時半頃まで練習。
雪国なので冬は練習のため地域の体育館の予約と毎日の送迎。監督や先輩、同期、後輩の父兄との微妙な人間関係等々。大変なことも多かったけれども、今ではかけがいのない思い出です。
野球を通じて高校スポーツにかかわる父兄目線で書かれたこの物語は、部活という日本独特の文化を見事に描いています。あの頃の、親としての熱い気持ちを思い出し温かいものがこみ上げました。部活に打ち込むお子さんを持っている、持っていた方にはぜひ読んでほしい小説です。0人が参考になったと回答
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新鮮な展開!
- makochan24
- 投稿日:2025年06月01日
2025年本屋大賞第2位獲得作品として間違いない一作でした。高校野球を選手目線ではなく、保護者目線で描くというのはとても新鮮に感じました。
0人が参考になったと回答