この世界の何が間違っているのか コノセカイノナニガマチガッテイルノカ
[電子書籍版]
G.K.チェスタトン
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1,800円(税込)
商品情報
- 著者: G.K.チェスタトン , 瀬戸薫
- 発売日: 2026年03月10日
- 出版社: ことのは堂
- 商品番号: 1230009786349
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
(約790ページ 45万文字)
『この世界の何が間違っているのか』は、題名だけを見ると、社会問題を冷静に整理した本のように思えるかもしれません。けれど実際にページを開くと、そこにあるのは、単なる時事評論でも、気難しい思想書でもありません。これは、現代社会の「あたりまえ」を次々にひっくり返していく、驚くほど生き生きした文明批評です。読者はいつのまにか、教育、家庭、女性、子ども、貧困、国家、進歩、自由ーーそうした大きな言葉を、初めて見るもののように見つめ直すことになります。
チェスタトンは、世界の欠陥を数え上げるだけの論者ではありません。彼の文章には、怒りがあります。しかしそれ以上に、愛情があります。彼が守ろうとしているのは、抽象的な理念ではなく、家族の食卓、子どもの笑い声、母親の誇り、貧しい人のささやかな dignity、そして人間が人間らしく生きるための、ごく素朴で、しかし何より大切なものです。だからこそ彼の批判は、百年以上前に書かれたにもかかわらず、いま読む私たちの胸にもまっすぐ届きます。
この本の魅力は、その思想の鋭さだけにあるのではありません。チェスタトンは、まれに見る文章家です。逆説を自在に操り、読者の先入観を心地よく裏切りながら、真実へと導いていきます。思わず笑ってしまうような比喩があり、次の瞬間にははっと息をのむような一文が現れる。軽妙でありながら深く、痛烈でありながら温かい。その独特の文体によって、本書は「難しい思想書」ではなく、「読むこと自体が歓びである本」になっています。
しかもこの本は、いまの時代にこそ切実です。私たちは「進歩」という言葉を疑わなくなり、「効率」や「合理性」を善とみなし、「制度」や「専門家」に生活を預けることに慣れています。しかしチェスタトンは、そこで立ち止まれと言います。本当にそれで人間は幸せになるのか。家庭は守られているのか。子どもは大切にされているのか。自由とは何か。教育とは何か。平等とは何か。その問いは、古びるどころか、ますます重みを増しています。
『この世界の何が間違っているのか』は、簡単に答えをくれる本ではありません。けれど、読後には確実に、世界の見え方が変わります。社会を論じているようでいて、じつは自分の生き方を問われていることに気づくでしょう。そして、当たり前すぎて見失っていたものーー家、親子、日常、自由、誇り、信仰、笑いーーの価値が、ふたたび鮮やかに立ち上がってきます。
新しい本を探している人にも、思想書を敬遠してきた人にも、この一冊は強くお勧めできます。なぜならこれは、頭だけで読む本ではなく、心と生活にまで届く本だからです。時代を超えて読み継がれる古典には、必ず理由があります。チェスタトンのこの書物は、その理由を読む人に納得させる力を持っています。
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