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グルジェフ総論:グノーシス(第一巻創造の秘密)ユダヤ/キリスト教の源流と回帰への衝動に導かれた魂の系譜

グルジェフ総論:グノーシス(第一巻 創造の秘密) ユダヤ/キリスト教の源流と回帰への衝動に導かれた魂の系譜 [電子書籍版]
郷 尚文

1,200(税込)

  • 発行形態:
  • 電子書籍

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商品情報

  • 著者:   郷 尚文
  • 発売日:  2021年02月18日
  • 出版社:  郷 尚文
  • 商品番号:  1230004551690
  • 言語:  日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

商品説明

第一巻と第二巻に分けての単行本換算で400頁あまりの叙述により、グルジェフが代表するグノーシス的な世界観と人間観の外的側面と内的側面を明らかにする。第一巻では、一者に発する外的な創造の流れの諸相と、それに対する無自覚な従属が人間にとって意味するところ、およびそれが転じて内的な創造の流れが生じるありさまに目を向ける。


第二巻では、そこに始まる内的な創造の流れの発展を、人間にとっての創造という観点からとらえ、エッセネ派の伝統と秘教的キリスト教との結び付きを意識しつつ、グループでの取り組み、空気による伝達、二元性の自覚と愛、三つの体、死とよみがえりなどのテーマを取り上げ、グルジェフの実践的なアプローチの中核にあって、もっとも秘められた部分に光を当てる。


創造ということの外面と内面を扱った第一巻と第二巻は、内容的に独立していながら、エニアグラム上で左右対称の関係にあり、二巻を合わせて通読することで、全体と個という視点から、人間とその生のありかたへの包括的な眺望を得ることができる。


【第一巻の内容】


一者に発する上から下への流れは、それが行き着くところで魂を目覚めさせ、下から上への流れを創り出してはじめて、その使命を果たしたといえる。上から下への流れへの従属を説く一般の宗教とは別に、これに逆らって一者への回帰を求める魂の系譜がある。


「グノーシス」と呼ばれるところの「知」の追求はそこに生じる。その「知」とは、なかでも「神」がアダムとエヴァに禁じたとされるところの知、すなわち一つは上に向かい一つは下に向かう二つの流れのなかにあって、人はどのように生き、何を求めうるのか、それとの関係で何が人にとって善であり、何が悪であるのかをめぐる知である。


グルジェフは「二つの河」をめぐる教えをもってこの主題を扱い、回帰への衝動に目覚めた魂が、「三の法則」と「七の法則」に従って、エニアグラムの円周があらわす道のりをいかに完遂しうるかのヴィジョンを提示した。


本書では、基本的にグノーシス的な性格のものであるこの教えの起源をユダヤ/キリスト教の源流にまで遡り、第一巻では「キリストのすべての言葉より大事である」という言辞をもってグルジェフが注目を求める旧約聖書『創世記』の物語を取り上げる。第二巻では、グルジェフにおける秘境的キリスト教のあらわれに目を向ける。


さらに第一巻と第二巻のどちらでも、十九世紀後半におけるグノーシス的な精神潮流の復活との関係で若年時代のグルジェフに影響を与えた時代精神の形成に関係した人物の文学作品として、グノーシス的主題を扱ったアルチュール・ランボーの詩、グルジェフが言うところの「三つのセンター」の間での関係を三兄弟の間での関係に反映させたドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、および「三の法則」に基づく自己超克の思想が展開されるニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』に注目する。


前々作『覚醒の舞踏:グルジェフ・ムーヴメンツ』で扱った動きへのまなざしと、前作『グルジェフ総論:エニアグラム』で扱った図像的な認識を、人類の精神史と文学の読解に応用することを試みている。新しい認識の地平を切り開くとともに、物事を見つめるにあたって精神の取りうる姿勢を提示する。


第一巻 目次


第一部プロローグ


第一章グノーシス世界への眺望

◆グノーシス的な精神の姿勢:疑い・知り・愛す

◆「エソテリック」と「グノーシス」

◆学界におけるグノーシス研究


第二章十九世紀のグノーシス文学とグルジェフの探求

◆「神」への大いなる関心と疑念

◆近代におけるグノーシス精神の復興と文学

○アルチュール・ランボー

○ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

○ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』


第三章グルジェフにおけるグノーシス

◆イワン・カラマーゾフの致命的なあきらめ

◆グルジェフの宇宙観と流れの逆転の論理

◆『ベルゼバブが孫に語った物語』のグノーシス的背景

◆「悪い知らせ」と「良い知らせ」

◆宇宙と人間を貫く二つの流れと善悪の問題


第二部『創世記』におけるグノーシス


第四章二元性への目覚めと創造の起源へのまなざし

◆ランボーの「永遠」

◆二元性をもっての創造

◆人間の創造と原初のトラウマ

◆ベルゼバブが語る隠された事情

◆蛇、本当のことを言う

◆「ひとりでいるのは良くない」


第五章下向きの創造の行き着くところ

◆「三の法則」の論理と思い知らせの理

◆カイン:「神」を見抜いた眼と伏せられた顔

◆ノア:「神」の前で正しかった者たちの末路


第六章アブラハムまで戻れ!

◆アブラハム:「神」との議論とその後の屈服

◆「二つの河」と「犠牲」との関係

◆アブラハムの「神」とイエスの「父」は同一か?

◆下向きの論理、下向きの自尊心


第七章ヤコブとリベカ:流れの逆転の秘密

◆旧約聖書に関するグルジェフの意見とヤコブへの注目

◆ヤコブ、母に助けられ父をだまして兄を出し抜く

◆女性の発揮する能動性とグルジェフにおける流れの逆転


第八章ヤコブ:「神」と力を争って祝福を得る

◆二人の嫁と二十年の労働

◆格闘、祝福、和解

◆なんでこんな男が?


第九章ヨセフ:内的成果の継承とその失われやすさの物語

◆ヤコブの子としてのヨセフの強さと弱さ

◆ゾシマ長老の罪:「三の法則」のあらわれを認めず

◆ヤコブの死と流れの分岐


付録意識の向きと流れの分岐の関係をめぐる公案


単行本換算約200ページ 図版多数


著者:郷 尚文


1961年生まれ。東京外国語大学卒。

グルジェフ全集の 訳者・発行者。

1989年以来のムーヴメンツ等の経験を経て、

1997年より日本と海外でグループを主導。

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