商品情報
- 著者: 宇野維正
- レーベル: 集英社新書
- シリーズ名: ハリウッド映画の終焉
- 発売日: 2023年06月16日
- 出版社: 集英社
- 商品番号: 4820000374134
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
ハリウッド映画が危機に瀕している。
配信プラットフォームの普及、新型コロナウイルスの余波、北米文化の世界的な影響力の低下などが重なって、製作本数も観客動員数も減少が止まらない。
メジャースタジオは、人気シリーズ作品への依存度をますます高めていて、オリジナル脚本や監督主導の作品は足場を失いつつある。
ハリウッド映画は、このまま歴史的役割を終えることになるのか?
ポップカルチャーの最前線を追い続けている著者が、2020年代に入ってから公開された16本の作品を通して、今、映画界で何が起こっているかを詳らかにしていく。
【佐久間宣行 氏 絶賛!】
「何もかもが変わってしまう時代に、それでも希望を見出すためには、ここまで現実を直視し続けることが必要なのだろう。新しい戦いを始めるための知識を詰め込んだ、武器のような本だ」
【目次】
第一章 #MeToo とキャンセルカルチャーの余波
『プロミシング・ヤング・ウーマン』ーー復讐の天使が教えてくれること
『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』ーー男性監督が向き合う困難
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ーー作品の豊かさと批評の貧しさ
『カモン カモン』ーー次世代に託された対話の可能性
第二章 スーパーヒーロー映画がもたらした荒廃
『ブラック・ウィドウ』ーーマーベル映画の「過去」の清算
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ーー寡占化の果てにあるもの
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』ーー扇動されたファンダム
『ピースメイカー』ーー疎外された白人中年男性に寄り添うこと
第三章 「最後の映画」を撮る監督たち
『フェイブルマンズ』ーー映画という「危険物」取扱者としての自画像
『Mank/マンク』ーーデヴィッド・フィンチャーのハリウッドへの決別宣言
『リコリス・ピザ』ーーノスタルジーに隠された最後の抵抗
『トップガン マーヴェリック』ーー最後の映画スターによる最後のスター映画
第四章 映画の向こう側へ
『TENET テネット』ーークリストファー・ノーランが仕掛けた映画の救済劇
『DUNE/デューン 砂の惑星』ーー砂漠からの映画のリスタート
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』ーー2010年代なんて存在しなかった?
『TAR/ター』ーー観客を挑発し続けること
商品レビュー(21件)
- 総合評価
3.62
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