ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を操作する [電子書籍版]
ジョナサン・ゴットシャル
商品情報
- 著者: ジョナサン・ゴットシャル
- 訳者: 月谷真紀
- 発売日: 2022年07月29日
- 出版社: 東洋経済新報社
- 商品番号: 4654446901001
- 言語: 日本語
- 対応端末: 電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ
商品説明
内容紹介
なぜ私たちはあの人の論破にだまされるのか。
事実と物語は混ぜるな危険!
陰謀論とフェイクが溢れる世界で生き抜く「武器としての思考法」。
文明を築くのに一役を買ったストーリーテリング。その伝統あるストーリーテリングが近い将来文明を破壊するかもしれない。
ストーリーテリングアニマルである私たち人間の文明にとって、ストーリーは必要不可欠な道具であり、数え切れない書物がストーリーの長所を賛美する。
ところが本書の著者ジョナサン・ゴットシャルは、ストーリーテリングにはもはや無視できない悪しき側面があると主張する。
主人公と主人公に対立する存在、善と悪という対立を描きがちなストーリー。短絡な合理的思考を促しがちなストーリー。社会が成功するか失敗するかはそうしたストーリーの悪しき側面をどう扱うかにかかっている。
陰謀論、フェイクニュースなど、SNSのような新しいテクノロジーがストーリーを拡散させ、事実と作り話を区別することはほとんど不可能になった。人間にとって大切な財産であるストーリーが最大の脅威でもあるのはなぜなのか、著者は説得力をもって明らかにする。
「ストーリーで世界を変えるにはどうしたらいいか」という問いかけをやめ、「ストーリーから世界を救うにはどうしたらいいか」と問いかける書。
スティーブン・ピンカー、ダニエル・ピンク絶賛!
【主な内容】
序 章 物語の語り手を絶対に信用するな。だが私たちは信用してしまう
第1章 「ストーリーテラーが世界を支配する」
第2章 ストーリーテリングという闇の芸術
第3章 ストーリーランド大戦
第4章 「ニュース」などない。あるのは「ドラマ」のみである
第5章 悪魔は「他者」ではない。悪魔は「私たち」だ
第6章 「現実」対「虚構」
終 章 私たちを分断する物語の中で生きぬく
謝辞
参考文献
商品レビュー(32件)
- 総合評価
4.17
-
(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2022年12月09日
極論的な物語に洗脳される人達に向けられた本。
犯罪心理や脳科学が進む中、人格障害と精神障害が大きく絡むことがだんだん分かってきている。
自分が○○障害と名付けられるような症状をもっていると自覚する人はまだ多くはない。
結局人格障害や精神障害の一番の要因は育ちと環境であるが、
物語はこの世からなくならないし、例えばユダヤ人の陰謀論が消えたところで
これらの障害者はまた他の話に飛びつくだけの話なのである。
この本で犯罪がとめられるといいけど、そういう人が読むかは謎。
SNSで声がでかい一般人の自称カウンセラーや自己啓発者たちも心に病を持ってるであろう極論者が多い。極論は障害症状の特徴の一つでもある。もちろん極論を語るだけで障害というわけではない。それ以外にも障害者特有の文章やワードが存在しており、複数当てはまることで障害らしき人の特定予測ができる。
基本、極論者はSNSや報道などの本人の生活と密着していない部分で大声を上げる。
この悪循環はまさに現代的社会問題であり、洗脳されやすい人たちは気づいていく必要がある。0人が参考になったと回答