商品説明
内容紹介
生命や人間社会の活動がサイクルをなし(=めぐる)、それらのサイクルが相互にエネルギーやものを供給しあい(=めぐむ)、そして生命活動を構成する様々な階層のそれぞれが、下の階層の勢いをもらって「わきあがる」という“生命の勢い”の連鎖 = 生命のつながりのすべてを理解することを目的に、エントロピーの尺度から生物や生命を捉え直した、新しいタイプの入門書。
本書は、大学生を主な対象として、専門的な前提知識なしに、生物や生命について、新たな観点から考えなおす題材を提供することを目的としている。副題の「めぐる circulating」というのは、生命や人間社会の活動がサイクルをなしていることを指し、「めぐむ coupled」とは、それらのサイクルが、相互にエネルギーやものを供給しあっていることを示している。そして、無生物から、分子、細胞、個体、生態系、進化、あるいは人間社会などと、生命活動を構成する多数の階層のそれぞれにおいて、下の階層の勢いをもらって上位の階層が「わきあがる emergent」という「生命の勢い」の連鎖に思い至る。
本書は、こうした生命の基本的かつ統合的な理解を目指し、生命の理解の仕方や生命科学の教育に、エントロピーという尺度を導入することで、生命のつながりのすべてを理解する新しい風を吹き込むことを期待している。
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